10.何に重点を置くか?

家を建てる上で、何に重点を置くか優先順位を決めて内容を検討しました。すべての人に
おいて予算枠内に収まることで、これが第一前提。Aさんの場合それ以降の優先(希望)は、
(1)間取り5LDK、(2)雨でも濡れずに乗降できるインナーガレージ型車庫、(3)断熱が
そこそこ良いこと(住んでいた借家は、冬寒かった)。以下はAさんの場合の重点項目。
・予算
 これは先にも述べたとおり、(1)現在の「預金+年収」、(2)将来の収入予測、今後の
 支出を十分に算段して予算を決めた。安易にこれを超えないことが肝心。
 ※だれしもがほぼ100%最初の予算を超えるらしいので、最初の予算枠は、厳し目に
  つまり低めに余裕を残した予算に設定して、足がでても乗り切れるようにするのが
  よい。
・工法
 木造軸組/RC鉄筋コンクリート/2×4/鉄骨造/プレハブ系。当初の希望はRC鉄筋コン
 クリートであったが高価なため断念。2×4は工法的には安価とされているが、Aさん
 が希望する低価格帯で建設してくれるところはなく、結局意図せず木造軸組となった。
・材質
 価格帯が50万円/坪以上の高額なところはいずれも、使用している材質の
 良さをアピール。「木材:集成材と無垢」「断熱材:グラスウール/ロックウール/セ
 ルロース・ファイバー」などの違いはどこでもでてくる項目。現在のAさんの家は、
 集成材でグラスウールだが問題はない。今時、どこも防蟻処理はあたりまえのように
 されており、高級材のありがたみは住んでいてもあまりわからない程度で極端な差は
 ないと思われる。
・間取り
 5LDK(4畳ほどの書斎1室)/クローゼット/納戸/サンルーム/屋根裏収納/
 インナーガレージ/玄関−車庫の中間位置に靴部屋/大LDK連続スペース/
・デザイン
 Aさんの場合、間取りと機能が予算に合えば、デザインには力を入れない考えだった
 ので特筆はない。無機質なコンクリート打ちっぱなしの壁などにしたかったが・・・。
 最近流行の、ガルバリウム合板の外壁デザインはモダンな感じに仕上がるので、やっ
 てみたかったが、標準仕様から外れるので検討の余地はなかった。
 ※上記のように書いたものの、実際は妻としょっちゅうあちこちと住宅地をドライブ
  して気に入ったデザインの家を参考にしようとしたものです・・。ああ。予算次第。
・機能性
 防音・静寂/断熱/防湿
・オプション類
 ガレージ/照明/バス/キッチン/トイレ・洗面
 照明:住宅メーカー・工務店は照明専門業者なげるだけですので、この手のオプショ
 ン的なものは必ず値引き交渉を行いましょう。やり方:(1)まずは建ててもらっている
 工務店やメーカーから照明プランを出してもらう。(2)これと同じ照明メーカーの同
 型番+他社照明メーカーの同等品の両方を他から見積る。Aさんが利用したのは、
 「ネット通販」「ホームセンター・ムサシ」。ムサシは結構安くこれで見積を取り、
 これ以下の価格で、もう一度メーカー・工務店側に価格交渉(半額ぐらいになる)。
 だめなら、自分でホームセンターや通販などで購入し取り付けだけを工務店側に頼む
 やりかたでもかなり節約できます。
 ※自分で照明器具を買った場合は、取付け費用を別途工務店に払い工事してもらうこ
  とになるので、ネット通販が一番安くいが面倒さを含めて、一番安い見積をネタに
  して、工務店側に取付け費用込みで交渉するのが良い。
Aさんコラム:注文住宅のポイント
・注文住宅は、自分の好きなように設計してもらうことができる点が魅力。
 誰しもそう考えるはず。念のためではあるが、万が一マイホームを手放す
 時のことを考えると、ごく普通の家にしたほうが良い。今までに多くの中
 古物件を回ってみても、よさそうかな・・と思えた物件と言うのは、ごく
 ノーマルな家。例えば、動物好きで家にも動物の動きを気遣った作りや庭
 先の、犬小屋が置ける作りなどは飼わない人にとってはかえって邪魔なも
 の。車でも不要な改造は逆に値落ちの可能性もあるのと同じ。車を飼うと
 きなどは必ず下取り時に高値が付きやすい人気車種や色を選らぶのと似た
 事情。
・凝った設計/作りは価格アップにつながるだけでなく、構造を複雑にすると
 故障し易くなるので留意が必要となる。新築した家は当初平凡過ぎたか?
 と思ったことがあるが、今はこれで正解だったのかと思う。出入りの少な
 い箱型総2階形式のローコストタイプで、外観デザインに際立つものは無
 い。しかし、内部の住み心地はと言うと・・家事動線はシンプルで不便は
 は無く採光や風の通りに不満は無い。自分達家族が希望した間取りに加え
 適度に収納箇所を配置してもらい、思いのほか広いサンルームにちょっと
 物干しバルコニーまで・・・つまり不満が無いのである(強いて言うなら
 ば、1階部分はもと収納を増やすべきだったと言うことぐらい)。