4.住宅希望条件の整理

各種雑誌などでおおよその基礎知識を得た上で、希望する条件を整理しましょう。
少なくとも最終的には家族全員で話合って合意しておかないと後でもめることに。
@最低条件
 現在困っていること/嫌なこと/これだけは解消したい・避けたいことを最初に
 あげましょう。
 (例)
 ・冬の隙間風/隣接大通りの騒音/子供の通学不便
A希望条件その1
 次に、これは逃したくないこだわりの希望条件1〜3位
 (例)
 ・風雨雪の時に便利なインナーガレージ/広々サンルーム(物干し場所)
B希望条件その2
 できれば取り入れたい希望項目を挙げましょう。
 (例)
 ・部屋:4畳1間のパパ用書斎/広々サンルーム
 ・工法:堅牢な鉄筋コンクリート造
C基本間取り LDK+部屋数+α(納戸/サンルーム/バルコニー)
D述床面積
E想定予算(予算詳細は後で詳しく算出する)
Aさんコラム:希望条件
私の条件は下記の通り:
@最低条件(解消したいこと)
 (1).冬寒くないこと。前の住まいでは冬の朝布団からでるのが億劫だった。
   また、窓際にいると窓から冷気が降りてきてとても寒かった。
 (2).静かなこと(これは家というより、土地の立地条件)
 (3).通学の便が良いこと(これも立地条件)
A希望条件その1
 極力叶えたい条件
 (1).インナーガレージ
 (2).各自一部屋(5LDK)
B希望条件その2
 できれば叶えたい条件
 (1).広々LDK
 (2).サンルーム
C希望間取り
 5LDK
D述床面積
 40坪前後(当初の検討では「さくら」の各種プランが参考になった)
E当初予算
 土地+建物+諸経費=2,500万円まで。内訳は「自己資金500万円」、
 「銀行借入2,000万円(返済合計額2,600万円)」。

参考までに、Aさんが住宅検討開始時にまとめた希望条件を以下に掲載します。


1.制約・条件の確認

・Aさんの場合、家を持つ上で「予算」以外に特に制約はありませんでした。
 しかし、すでに土地を持っている場合、その条件・制約を受けます。

2.工法

・@木造軸組、Aツーバイフォー、B鉄筋コンクリート造(RC/SRC)、C鉄骨造、
 Dプレハブ−木質系・鉄骨系・コンクリート系・ユニット系、Eログハウス
 と色々。予算と好みによります。工法は業者選定の上でも必要ですので、早
 めに決定しましょう。
・Aさんは、RC鉄筋コンクリート造にしたかのですが、この工法は一般的に
 高価となることから断念。それ以外の工法にはこだわりがなく、業者選定の
 中で、標準的な在来木造軸組工法となりました。

3.性能

・基本工法以外に、住宅の性能に関わる項目がいくつかあります。断熱性(内断
 熱・外断熱)/免・耐震性/機密性
・快適性や住んでからのコストに大きく関わる部分ですから、これも重要な点。
※Aさんが新築前に住んでいたのは借家。平成12年頃の築で、昨今の断熱住
 宅からするとかなり見劣りするものだった(中古住宅を見て回っても、この
 頃の年代はまだ一重ガラスが普通)。一重ガラスサッシに断熱材が入
 ってない壁で、冬に窓際にいると冷たい冷気が差し込む。冬の朝は寒さで、
 布団からでるのが億劫に。また、床が冷たいのでつま先立ちでトイレに向か
 うなどの経験から、断熱はある程度の施工を希望していました。

4.間取り(部屋数)

Aさんは、最初から以下の5LDK間取りを希望していました。
 @1階:LDK
 A1階:和室1室
 B2階:夫婦寝室
 C2階:パパ用4畳書斎
 D2階:子供2人分の部屋
※1階はLDKにプラス多目的に使える和室1室を希望。核家族親子4人構成
 で(新築当時はまだ子供1人だったが、もう1人子供が欲しかったので)
 パパに念願の専用小部屋を、子供2人にはそれぞれに6畳部屋を、ママには
 自由に使える広めの寝室やサンルームを。

5.その他希望条件

基本間取り以外のこだわりの希望条件
 E納戸部屋
 F屋根裏収納庫
 Gビルトイン・ガレージ
 H延床40坪以上(ガレージ除く)
 I玄関併設のシューズクローク
 J床全面基礎一体型コンクリート
※車庫
 ガレージは最初からの希望。独身時代に車庫を借りていたが、車の傷みがな
 く洗車も頻繁にしなくても良かったことから車庫付きを希望。また、お隣さ
 んの「電動リモコンで開閉できる車庫」をいつも見ていて、雨の日もぬれる
 ことなく出入りできるようにしたかった(自動車に乗って出かけるときは、
 直接車庫から出るため、今では玄関から出入りすることはほとんど無くなっ
 てしまいました)
※床周辺コンクリート暖房
 これはインターネットを見ていて、良さそうだな〜と思ったもの。見つけた
 ネットの例では、床面から30〜50cm程の高さまでの壁面に暖房用の配管を施
 工したコンクリート壁を置いて蓄熱機能を持つ暖房設備にするというアイデ
 ア。確かにコンクリートのビルは夏でも奥はひんやりしているし、断熱性が
 あり、且つ蓄熱性を持つ。最終的に依頼した業者はコンクリートのベタ基礎
 一体の床暖房を敷くもの。夏の時期、外が暑くても一階室内はひんやり(さ
 すがに真夏は湿度も高く30度を超える日はクーラーなしではだめだが)。
 冬は、床暖房だけで暖が取れるまでにはならないが、足元が冷たいと感じる
 ことが無く、コンクリートの蓄熱効果で夜に暖房を消しても朝床が冷たいと
 感じることが無くなった。

6.間取+条件確認の手順

・情報の追加
 Aさんは住宅情報雑誌などから情報を集めましたが、家の仕様をどのように
 定めればよいのか、まだピンときていませんでした。そのころ、新聞広告チ
 ラシで見つけたのが「さくら」。
 和風洋風各種プランが床面積別に価格帯が明示されており、各プランに色んな
 間取り例が示されている。これらを見ながら「必須な間取り+できれば欲しい
 条件+予算の目安」を組み立てました。
・奥様の意見
 奥さんの意見は大切です。旦那さんよりも奥さんの方が圧倒的に家での家事な
 ど含め家の使用頻度が高いはず。奥さんの使い勝手や意見を無視すると後で、
 不平不満の嵐となります。例えば部屋数だけにとらわれがちですが重要なのが
 収納スペース。1階2階それぞれ満遍なく収納スペースが必要です。また、
 通常外置きするもの「タイヤ/自転車/バイク/ガーデニング道具/灯油缶・・」
 を収納する方法も前もって考えておきましょう。
 Aさんの場合は、ビルトインの車庫にし、広さに余裕を持たせて2台の車の
 タイヤ/自転車/バイクその他もろもろを収納しています。別に収納スペース
 を考えておけばよかったと後悔しています。